地域対抗シアタースポーツ大会

Overview

地域対抗シアタースポーツ大会とは？

それぞれの会場に集まったチームをオンラインでつなぎます

地域対抗シアタースポーツ大会では、各チームがそれぞれの会場に集まっています。それをオンライン（Zoom）でつなぎ、配信します。

※緊急事態宣言が発令されている地域のチームは、オンライン出演になることがあります。

お題をもとに、各チームは即興でシーンを作ります

「ドキドキするラブシーン」「壮大なストーリー」などのお題をもとに、各チームは即興でシーンを作ります。

シーンごとに、ジャッジは点数をつけていきます

シーンが終わったら、3人のジャッジ（審判）はそのシーンに対してひとり1点～5点の点数をつけます。つまり最低3点、最高15点です。

最終的に、点数の高いチームが勝利！

お題→シーン→ジャッジのラウンドを何回か繰り返し、最終ラウンドが終わった時点で点数の高いチームが勝利となります！

Why?

なぜこの大会を行うのか？

改めて言うまでもなく、この1年間は新型コロナウイルスによって世界が大きく変わりました。インプロ（即興演劇）の世界もその例外ではなく、対面での稽古や公演を諦めなければならないことがたくさんありました。

しかし、私たちはインプロバイザーです。どんな状況も柔軟に受け入れ、前向きに行動していきたい。そんな中企画したのが、この『地域対抗シアタースポーツ大会』です。

日本には各地にインプロのチームがあります。しかしそれらのチームの多くは、まだ公演再開に関して模索している段階です。

それなら、そのようなチームが力をあわせることで公演を再開していったらどうか。しかも、コロナ禍によって発展したオンラインの技術を使って。

そのときに思い出したのがシアタースポーツの仕組みでした。シアタースポーツは世界中で行われている、チーム対抗のインプロショーフォーマットです。それが今の状況にうまく活用できるのではないかと思いました。

同時に、オンラインの技術を使うことで、これまで難しかった「他の地域のチームと関わること」もできます。日本には各地にインプロチームがありますが、地理的な距離があることから、これまで他の地域のチームと関わることはあまりありませんでした（これはインプロ界に限らず、演劇界全体の傾向と言ってもいいかもしれません）。

しかし、オンラインであれば地理的な距離は軽々と超えていくことができます。そのときにどんなコラボレーションが生まれるのか。僕はそれを今から楽しみにしています。

また、野球やサッカーがそうであるように、スポーツチームには地域性があります。スポーツを参考に作られたシアタースポーツも、そのようにしたらもっと世の中にインプロや演劇を広めることができるのではないか。そんなことも考えています。

今回の企画は初めてのことがたくさんあり、実際にやってみないと分からないところがたくさんあります。しかし、「未知へ飛び込む」がインプロバイザーの精神です。飛び込んだ結果どんな世界が待っているのか、それを見てみたいと思っています。みなさんもぜひその様子を見に来てください。

また、今回の企画はコロナ禍で大変な思いをしている各チーム・メンバーへの支援の意味も込めています。そのため、チケットで頂いたお金の3分の2は各チームへと配分します。

スポーツの主役は主催者ではなく選手たちであるように、シアタースポーツの主役も私たちではなく出演者たちです。ぜひそれぞれのチームを応援してください。インプロの世界、演劇の世界をみんなで元気にしていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

インプロアカデミー代表
内海隆雄