コーチのためのインプロワークショップ「インプロ体験会 for THE COACH」を行いました!

こんにちは、内海です。少し前のことになりますが、9月30日(土)にコーチングスクールTHE COACH Academyの生徒さんを対象にインプロ体験会を行いました!

きっかけ

ワークショップのきっかけは、3月にともちん&はるがオーガナイズしてくれた「インプロ体験会forコーチ」です。

ここに参加してくれたたいちが、THE COACHの生徒さんに向けての実施をオーガナイズしてくれました。(ちなみに、僕は以前THE COACHの基礎コースに行ったことがあるので、僕も生徒だったりします。)

https://twitter.com/taichi_ito_24/status/1638490386393071616

テーマと内容

ワークショップのテーマはコーチングにも深く関係のある「今ここ」にしました。とはいえ、インプロは何をやっても「今ここ」に関わってくるため、当日は参加者の興味や目的にあわせて即興的にワークショップを進めていきました。(インプロワークショップの特徴は、ファシリテーションも即興的であるところです。)

最初の段階では、多くの参加者のニーズは「自分を開放すること」にありました。

「考えすぎて動けなくなってしまう」
「もっと自分の中に可能性がある気がする」

そんな声に答えて、午前中は検閲と想像力について扱っていきました。

インプロでは「大人の頭の中には検閲官がいる」という考え方をしています。その検閲官は自然(Spontaneous)に思いついたことを検閲し、結果としてアイデアを出せなくなったり、加工したりしています。

午前中は、この検閲官を休め、自分の中にあるアイデアをそのまま出していくワークをいくつか行いきました。参加者はワークが進むたびにSpontaneousにアイデアを出していき、緊張していた顔がイキイキとした顔に変わっていくのが印象的でした。

午後には「今ここにあるものを使う」をテーマに、ワークを進めていきました。

インプロでよく言われる言葉に「発明するのではなく、発見しよう」というものがあります。自分の頭の中でアイデアを出そうとするのではなく、今ここに起こっているものを見て、そこからアイデアを見つけ出す、という感覚です。

これは体験会で扱うには難しいテーマですが、「コーチだからいけるでしょ✨」ということで、チャレンジしていきました。ワークの中には「難しい~!」というものもありましたが、逆にみんなで笑い転げるものもあり、僕自身「今ここ」の力を改めて感じるような時間となりました。

ワークショップで印象的だったこと

全体を通して、ワークショップは非常に楽しく、そして探究的な時間にもなりました。コーチの人たちはふりかえりが上手なので、いつもよりもワークショップが深まっていく実感がありました。それは参加者の感想ツイートにも現れています。

インプロは体験としては強烈なものの、だからこそ言語化が難しいところがありますが、今回の参加者はその学びをできるだけ言語化して持って帰ってくれたと感じています。

とはいえ、やはり一番残ったのは「楽しかった!」ということだと思います。同時に、僕自身それが一番大事だとも思っています。

終わった後にはさっそく「次回もやろう!」という話が出て、現在進行しています。ご興味ある方はどうぞお楽しみに✨

東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は、海外を含む100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において1000回を超えるワークショップを開催している。NHK『あさイチ』出演。共著書『インプロ教育の探究』
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