キース・ジョンストンのプラトンでありたい

こんにちは、内海です。先週本の予約の開始をお伝えしたところ、たくさんの方がAmazonで事前予約をしてくれました!ありがとうございます!

おかげさまでいくつかのジャンルで1位を取ることができました✨️

ちなみに、演劇ジャンルでは一時『ほんとうの自分で人といられるレッスン』が『ハリー・ポッターと呪いの子』を超えて1位になっていて、「感慨深い……」となりました。

さて、今日は「なぜ本を書いたのか?」について書いてみようと思います。

いいものを広げたい

そこにはいろいろな理由がありますが、結論としては「いいものを広げたい」という想いが一番強いと感じます。

インプロはいいものです。自分がやっていてもそう思いますし、教えていてもそう思います。まずは楽しいものですし、そして人が本質的に変わっていきます。

しかし、その良さのわりには広がっていないように思います。(これはインプロをやっている人であれば、みんな思っていることではないでしょうか。)だからより広がるようにしたい。そう思っています。

理想的には、『嫌われる勇気』によるアドラー心理学のような広がりがベストだと思っています。日本ではアドラー心理学はあまり知られていませんでしたが、嫌われる勇気がヒットしたことでずいぶんと知られるようになりました。比較対象がすごすぎますが、構造としては同じようなことが起こったらいいな、と思っています。

インプロの知恵を翻訳する

本を書くにあたっては、なぜ嫌われる勇気が書かれたのかを調べました。ダイヤモンド社の記事では、嫌われる勇気が生まれるきっかけが語られています。

岸見 ソクラテスの言葉は、すべて弟子のプラトンによって残されました。だからわたしは、アドラーにとってのプラトンになりたいと思い、アドラーの著作を翻訳したり、解説書を執筆してきました。すると古賀さんが……。

古賀 「僕は岸見先生のプラトンになります」と答えて(笑)。

岸見 あのひと言から、『嫌われる勇気』が始まったのだと思います。

とても美しいエピソードです。そして同時に、僕も「キース・ジョンストンのプラトンでありたい」と思いました。

本の中にはもちろん僕自身の考えも含まれています。しかし基本としては「インプロの知恵を、現代の人に通じるように翻訳すること」が自分の役割だと思って書きました。広がってほしいのは僕の考えではなく、インプロ自身です。

そして本を読んだ人がインプロアカデミーに来ることも嬉しいことですが、同時に他のワークショップにも(特に地方のワークショップなどにも)行ってくれたらと思っています。インプロアカデミーだけが発展しても、インプロを学ぶ文化が残らなければ意味がありません。本が広がることで、インプロを学ぶ文化が生まれていったらいいな、と今は思っています。

さて、『ほんとうの自分で人といられるレッスン』はいよいよ来週6月19日(金)発売です。Amazonでは予約を受け付けています。引き続きどうぞよろしくお願いします!

東京学芸大学に在学中、高尾隆研究室インプロゼミにてインプロ(即興演劇)を学ぶ。大学卒業後は、海外を含む100を超えるインプロ公演に出演するほか、全国各地において1000回を超えるワークショップを開催している。NHK『あさイチ』出演。共著書『インプロ教育の探究』
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