9月10日・11日に海外インプロのシェアワークショップを行いました!ご参加頂いたみなさま、どうもありがとうございました。
このワークショップは、ノルウェーで行われたITIのインプロフェスティバルでの学びをシェアするものでした。ワークショップではフェスティバルで体験したワークをシェアしたり、ショーについて紹介したり、インターナショナルな雰囲気について語ったりしました。参加者の熱量も高く、とても盛り上がる2日間となりました。
ここではワークショップについて簡単にふりかってみます。
コメディーの力
このワークショップの目的は「フェスでの学びのシェア」のため、「ひとりひとりの変容」までは扱わない想定でした。しかし結果として2日間の中で参加者の殻が破られ、魅力が現れてくる場面が何度もあったのが印象的でした。
この経験の中では「コメディーの力」を感じました。コメディーには型があります。「型にはまる」というと不自由になることを想像するかもしれませんが、実際には自然なときに一番型にはまることができます。ワークショップでは型を追求することで、結果として自由になる(同時にお客さんも楽しめる)場面が何度もありました。
正直なフィードバックを大事に
ワークショップでははじめに、僕のフィードバックのスタンスについて参加者に伝えました。「僕の視点からのフィードバックである」「役に立つと思ったら受け取ればいいし、思わなければ受け取らなくていい」「もしもフィードバックが多すぎたら言ってほしい」といったことです。このスタンスはPattiやReginaの影響を受けたものです。
インプロのワークショップは優しい場です。それは素敵なことですが、ややもすると課題があってもなぁなぁにしてしまいがちです。しかしそれではインプロバイザーとして本当に成長することはできません。このワークショップでは、シーンに対して正直なフィードバックを行いました。それは多くの場合喜んでもらえたようです。参加者からは「普段だったら言ってもらえないことを言ってもらえて学びになった」という声をもらいました。
教えることで学ぶ
「人は教える時に一番学ぶ」という言葉がありますが、このワークショップでもそれを実感しました。ワークをシェアしながら、「このワークにはこういう意味があったのか」「ワークのポイントはここなのか」という発見がいくつもありました。また、「分かったこと」が「身につくこと」に変化していく感覚もありました。
フェスティバルとワークショップを経て、インプロの指導者として一段階ステップアップしたと感じています。今後もインプロバイザーとして、よりよいパフォーマンス・ワークショップを探求していきます。今後ともどうぞよろしくお願いします!
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