ヨーロッパスタイルのインプロ②でやること ~インバル・ロリから学んだこと~

どーも、忍翔です。ちょうど2週間後に行う『ヨーロッパスタイルのインプロワークショップ』についての詳細を、もう少し詳しく書きます。

このワークショップでは、インバル・ロリのインプロスタイルを元に行います。僕がインバルと出会ったのは2015年のミラノでのインプロフェスで、実はかなり前です。そこからしばらくは会っていませんでしたが、コロナ禍になってからオンラインのワークショップをいくつか受講しました。

これまでに受けた彼女のワークショップは以下の通りです。
「The impro writer」
「Dark & uncomfortable scenes」
「Acting for improvisers」
「Duo workshop」
多種多様なラインナップであることが見て取れると思います。実際、彼女のワークショップはユニークなタイトルが多く、そこからも彼女の持つ探究心の豊かさがわかります。

特に「Dark & uncomfortable scenes(ダークで不快なシーン)」で学んだことは興味深かったです。良い人、平和なシーンを演じがちなインプロバイザーの脳内に風穴を開けるような内容でした。今回のワークショップのメインコンテンツの1つとなると思います。普段やらないキャラクターを演じることで、自分の新しい一面を知ることが出来るでしょう。

そして「Acting for improvisers(インプロバイザーのための演技)」という長期間のワークショップ。その名の通り、即興での「演技」について深く探求していきます。

脚本のような即興、即興のような脚本を演じてみたいという人はたくさんいるかと思いますが、ここでのワークはその架け橋になるようなものだと思います。特にスタニスラフスキーシステム(世界標準のリアリズム演技法)との親和性が高いので、俳優さんには特におすすめの内容です。

あとは彼女なりのシーンの見方が面白いです。“展開を考えるのではなく〇〇を見つける”というのは今までになかった視点で、シーンの見方が変わると思います。ショートフォームにもロングフォームにも応用が効くものだと思います。

とまあ、以上のポイントを当日はシェアしていくことになるかと思います。興味を持っていただいて、お越しいただければ幸いです。

11月24日(木)にはインバルとのインタビュー企画も控えていますので、彼女の思想や人柄などを知りたい方はそちらもお越しください。
※かなりパワフルな人です(笑)

では。

International Theatersports Institute(国際シアタースポーツ協会)会員。インプロ、クラウン、マスクを世界で学び、俳優の恐れを取り除き、自由で創造的にするための指導や研修を年100以上行っている。また、自身も俳優として海外のブロードウェイ作品やミュージカルにも多数出演している。ステージキャリアは12年で400ステージ以上。
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