海外インプロのシェアワークショップ
（ショーン・キンリーのインプロ）

Overview

概要

どうも、忍翔です。僕は8月から9月までの2ヶ月間、カナダのカルガリーにあるルースムースシアター（キース・ジョンストンが創設）でインプロ修行をしています。

劇場でのボランティアやショーへの出演をしながら、そこのディレクターでもあるショーン・キンリーの家に泊まり込み、平日の日中は彼のクラスを受け、インプロ漬けの日々を過ごしています。

このワークショップは、その2ヶ月間の経験を凝縮して、3日間でお伝えする集中ワークショップで。

ショーン・キンリーとは

先述したようにキース・ジョンストンの愛弟子であり、現在はルースムースに所蔵するプレイヤー兼ディレクターです。これまでに世界60カ国でパフォーマンスと指導を行っており、日本にも何度か来日したことがあります。1年のほとんどを旅をして過ごす彼は、時に無邪気な子供のように遊び心とポジティブなエネルギーを持ち、時に知的で寛大で芯の通った大人としての言葉と技術を持ちます。彼に憧れる人は世界中にいて、僕もその一人です。初めて彼のワークショップを受けた時、たったの1時間で惚れ込み「この人の下で学びたい！」と思いました。

彼の指導スタイル

様々な国を渡り歩いてきた彼が言った印象的な言葉があります。

インプロは宗教のような絶対的な概念ではない。人と人との関係性の中にあるものだ

キース・ジョンストンという巨大なストーリーテリングの哲学の上には立っているものの、その国、その文化、その人から何が生まれるかを大切にして、同時にそういう自分と違う人とどのように関わり合い、良い時間を過ごし、豊かな物語を作ることが出来るのかという視点を常に持っています。

まだこっちに来て2週間程度ですが、彼はクラス以外のところでもインプロを見出します。街を歩けば「周りの人を観察して、いろんな社階級、文化、個性を持った人がいる。その人はどんなものを抱えているかな。どう関わり合えるかな」と尋ねたり、気前のいい店員に出会えば「今の人のどの部分が僕らをインスパイアさせたかな」と問うてきたりします。まさに生きることそのものがインプロなんだなあと教えてくれるのです。

このワークショップの内容について

まだ2ヶ月を経ていないので、どういうことをシェア出来るのかという細かい内容は言えません。しかし「本当に即興するとはどういうことか？」ということを改めて考えるような3日間にはなると思います。

今までやったことのあるゲームやエクササイズもたくさん出てくるでしょうが、全く新しい視点を持って望むことが出来るようになると思います。今までのインプロが表面だとしたら、その裏面を探究するようなものだと思ってください。

同時にストーリーテリング、ディレクションについても扱うつもりです。キース・ジョンストンのインプロについて、まだ見たことのない境地を体験できるものになると思います。インプロの経験が豊富な人ほど受けてみてほしいワークショップです。

※とはいえ対象は「インプロ経験者」なので、まだ始めたばかりの人も楽しめる内容になります。