英語インプロってどんなことをするの?

“失敗しても爆笑出来る自分で英語を学ぶ”をコンセプトに、英語でインプロするクラスです。進行、シーン、フィードバック、全て英語で行いますが、英語に自信がない方でも大丈夫です。とはいえ、実際参加してみるには勇気がいる…という方もいらっしゃるかもしれません。実際のクラスの大まかな流れを説明します。もちろん、変更する点はあるかと思いますが、体験するつもりでぜひ読んでみてくださいね!

<ウォーミングアップ>

ウォーミングアップから英語でやります。自分の今日の体調や心の調子を、5段階の評価をつけて話す元気度チェックや、深呼吸、体全体のストレッチや顔の体操、マッサージをします。心と身体にスイッチを入れて、クラスは進んでいきます。

<ワーク>

英語インプロでは定番のゲームをいくつか紹介します。

1 サウンドボール

想像で透明のボールを持ち、それを皆でパスしあいます。パスをしながら、自分の声で音を作ります。たとえば「ぽんぽんぽん」「びよよよ~ん」「ザバーーーン」など、音は何でも構いません。受け取る人は、自分にパスしてくれた人と同じ音を繰り返して、また新たな音を作って他の人にパスします。もし「ぽんぽんぽん」で自分のところにボールが回ってきたら、「ぽんぽんぽん」と言いながらボールを受け取って、「ドーンドーン」と言って次の人に回します。

「英語が話せなくて緊張する~!」「インプロなんて初めて!」という方でも大丈夫です。特に最初のほうでは身体の動きや声のみで表現するワークも取り入れています。「英語を話さなきゃ!表現しなきゃ!」という構えた気持ちから、「まずは身体を動かしてみる・声を発してみる」というところから始めていきます。

2 解決社長

部下役と社長役、そして何の会社で働いているかを決めます。部下は会社の問題を沢山社長のもとに持ってきますが、社長は必ずその問題を解決する、というゲームです。

例えば「社長!大変です。イタリアンパスタでは無く間違えて大量の海苔を購入してしまいました。」「それは良かった!海苔をパスタに仕立てる和とイタリアンの折衷料理を作ってみよう!新メニュー開発だ!」というように。「それは良かった!」の部分をAmazing!Brilliant!What a wonderful world! などなど、様々な英語のフレーズを使うようにしています。すると、解決社長以外でも他のシーンでとっさに「What a wonderful world!」と言えるようになります。

ときには英語のフレーズを勉強しながら英語インプロは進んでいきます。繰り返し同じフレーズを使うことで、だんだん覚えていき、勝手に口から英語が出るような状態になります。インプロで遊びながら英語のフレーズを学んでいきましょう。英語インプロでは「すべてを完璧に話そう」「間違った文法や発音を話さないようにしなきゃ」と構える必要は、ありません。少しずつ学んでいって、失敗して沢山笑って沢山英語を話しましょう。

3 次どうなるの?

二人一組になって、ひとりは「次どうなるの?」と尋ねます。もうひとりはパートナーにアイディアを提案します。例えば「海に行こう!」といったように。尋ねた人がその提案が気に入ったら一緒に海にいる様子を演じます。そしてしばらくしたら、もう一度「次どうなるの?」と尋ね、「いかだで冒険に出かけよう」といったように新たなアイディアを出して、ストーリーを作っていきます。もしそのアイディアがピンと来なかったら、「ノンッ」と可愛く言って、断って下さい。

インプロをするためには「失敗をハッピーに受け入れる」ことを学びます。即興で演劇することは、どうなってしまうかわからない未知にパートナーと飛び込むことなので、100%失敗することが分かっているからです。「失敗をハッピーに受け入れる」ことを学ぶことで、失敗を笑えるようになります。このゲームで失敗をハッピーに受け入れること、二人で楽しむことを体験してみましょう。

<英語インプロワークショップ“Show Must Go on!”>

今回は、ショー付きのワークショップです。“インプロショー”という大きな目標があることで、「英語を勉強しても、インプロを沢山練習しても、自分が話せるのは、上達出来るのは、きっとこのくらいだろう」と自分自身で抑え込んでしまっている小さな枠から飛び出し、「こんなに自分は出来るんだ」という自身の可能性に気づくことができます。安全に失敗できる場所で沢山英語でインプロすること、そして最後にはインプロショーという大きいチャレンジを楽しみましょう。

「英語だけでなく、即興で演劇するなんて、物語なんて思い浮かんだことがないし、演技なんて…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫。インプロの基盤を築きあげた、インプロの父と呼ばれるキース・ジョンストンは本に「ひとは生まれながらにして即興できる」と記しています。あなたの中にある物語を外に表現する練習は必要ですが、物語自体は既にあるので安心して下さい。演技もそうです。目の前にいるシーンパートナーを恋人だと思って接するか、上司だと思って接するかで、だいぶ違いが出てきませんか?相手によって態度や言葉遣いを変えることで、私達は日常的にすでに演技をしています。物語を創造することも演技をすることも、根源は想像力です。

舞台に上がって、英語でインプロにチャレンジする姿は、きっとお客様にも響くものがあるでしょう。なぜなら人は舞台上でチャレンジしている姿を見て、感動するからです。

受講してくださった方から、「英会話より英語インプロのほうが簡単に感じる」と感想を頂いたことがあります。「“英語”という言語学習だけでなく、身体や音で表現してもいいこと」、そして「失敗をハッピーに受け入れること」を同時に学ぶ英語インプロに、ぜひ皆さん参加してみて下さい。

<English Impro class: “Believe Your Inspiration”>

今回は、10回のうち2回は、ネイティブスピーカーであり世界的インプロバイザーのPatti Stilesをスペシャルファシリテーターとしてお迎えすることにしました。私の通常クラスで安全に、楽しく英語でインプロする練習をし、参加者の皆さんでサポートしあうチームワークを築いていきましょう。Pattiが受け持つ回では、彼女の素晴らしい指導を受けながら、より実践的に英語を使いインプロすることが出来るでしょう。この2回は通訳をつけませんが、参加者の皆さんが分からなくなった時にはその旨を伝えて頂き、一旦止めて私が通訳をします。最高のインプロバイザーと一緒に英語でインプロすることにチャレンジしてみましょう!

(※2021.3.13追記)

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早稲田大学卒。在学中に始めた英語劇をきっかけにメソッド演技を学び、俳優の道へ。インプロと出会い、「英語インプロ」を考案、主宰。舞台・映像作品・インプロショーなどジャンルを越えて出演。自ら企画も行う俳優として活動中。