「11月ゲイリーワークショップ、何するの?ゲイリーってどんな人?」

11月から始まるゲイリー新クラス!今回は5回の単発クラスを通して、1つのテーマを深めていきます。
扱うテーマはスポーリンのシアターゲームの中で大切にされている「スペース」。スペースって一体何?何でそれを扱うの?クラスを担当しているゲイリーってどんな人?を、オーガナイザーのなつみと、クラスで通訳を担当するさらが紹介します!

スペースは、目に見えないものを見えるようにしてくれる(なつみ)

スペースって一体何?
・スペースは、海水が海の生き物の周りを取り囲んで支えているように、私たちの周りを取り囲んでいるもの
・目に見えないその物質で物を作り、扱うことをする

スペースを言葉で説明することは大変です。なぜならスペースが、私たちの知性ではなくて、直観の部分、頭とは違う部分で理解しているものだからです。ただ、もし今自分の手のひらの上にせっけんがあるとして、そのせっけんをなでられたら、表面の質感や重さを感じられたら、人によってはぬめりを感じられたら。それはスペースによって生み出されたせっけんに触れています。

そうやって、目には見えないけれど確かにそこにあるものを扱っていくことを、スペースとのかかわりを、ゲイリーと一緒に深めていくのが今回のワークショップです。

何でスペースを扱うの?
・シーンの中で物を扱えると、自分の落ち着きにつながったり、その物からアイデアが生まれたりするから!
・目の前にいる相手と、つながりやすくなるから!

私がスペースを扱うことを知って感じたのは、「一人のシーンが怖くなくなる」ということでした。自分の手の中には確かに自分が扱っているものがそこにあって、自分がいる場所は確かに公園で、山で、海で、リラックスしてそこにいられる感覚を感じることができました。

またもし自分の手の中に、スペースによって生まれたものがあったら、それを使うことで新しいアイデアが生まれてきました。スペースの鞄を開いたら、その中に財布があって、財布のがま口を開いたら、その中に小銭があって…と無限に出来事が続いていきます。勝手に見えてきます。その体験が、私にとっては本当に驚きでしたし、「次何したらいいんだろう…!?」の恐怖を和らげてくれるものでした。

そして相手が同じ空間にいてくれることを感じ、自分が扱ったものを相手に差し出せることは、相手との繋がりを深めてくれるように感じました。

この体験を、参加者の人にも感じてもらえたら。シーンをやる時の助けになったら。そう思って今回ゲイリーに「スペースを深めるワークショップをやってほしい」と依頼しました。

ゲイリーは「楽しい」という気持ちを大切に、参加者の学びをサポートしてくれる(さら)

ゲイリーってどんな人?
・シアターゲームへの造詣が深く、ゲイリーのサイドコーチを受けると演技の質感が変わる。
・参加者の学びをサポートする気持ち。「楽しい」という気持ちをとても大切にしている。

ゲイリーはヴァイオラ・スポーリンの直接のお弟子さんでした。
いつも彼女から直接聞いた言葉や、エピソードを交えてお話して下さいます。
ゲイリーがサイドコーチをすることによって、頭の中で考えるのではなく、感じることから演技が生まれていく様子を、クラス中に何度も目にしてきました。

困っている、焦り、慌てているところから、静かで、ゆっくりと空間(Space)を扱い、見えないにも関わらず、本当に役者がその場所や、そのものを扱っているように見えるのです。それは、様々なインプロのフォーマットにも、脚本のあるお芝居にも、共通することなのだと思います。シアターゲームを通して、演技を深く探究できると知っているのは、自身で何度も体験し、経験を積み重ねてきたゲイリーだからこそだと感じます。

ぜひ、ゲイリーのクラスを、皆さんにも実際に体験して頂きたいです。またゲイリーからは、一人ひとりの参加者の学びをサポートする、という強い気持ちが伝わってきます。アドバイスを丁寧に、惜しみなく下さいます。決して参加者の皆さんを焦らせません。ゆっくりでいいんだよ、と何度も声をかけて下さいます。彼は何より「楽しい」という感情が、とても大切だということをいつも私達に教えてくれます。


こうお話してくれました。
「シアターゲームは楽しくあるべきだ。誰もがシアターで演劇ができる。楽しいものになっているのは、誰でも舞台で演劇できると示すためのものだからだ。演技自体をすごくドラマチックにするためのものではない。遊び心を持つから演技が誰でもできる。真剣に悩んで学ぶのはシアターゲームの狙いではない。楽しさを解放するもの。見ている人にも、誰にでも演じることができると気付いてほしい。」「楽しさから、自分の本当の才能や、ユニークさを発見することへつながっていく。そうしないと、他の誰かになりたくなってしまう。」彼が話してくれることを訳しているとき、彼の言葉は深く胸に響きます。

是非、彼に直接会いに、クラスにいらして下さい。

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愛知県在住。名古屋大学教育学部を卒業後、東京学芸大学大学院へ進学し、高尾隆研究室にて表現教育とインプロを学ぶ。現在はタレント事務所・高等専修学校・民間の学童保育など、子どもから大人まで幅広い年齢を対象にインプロレッスンを行っている。
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